トライアスロン
更新日:2026年2月28日
3つの競技をトレーニングできる充実した環境
木島平クロスカントリー競技場は、冬のクロスカントリースキーだけでなく、夏はローラースキーやインラインスケートの大会も開催され、オールシーズン対応の本格的な施設です。3.5㎞のサマーローラーコースは、トライアスロンの3種目のうちランニングとバイクの練習には最適な場所で、今回トライアスロン合同強化合宿を行っていたチームのみなさんに施設の魅力を伺いました。

夏はランニングとバイク練習ができる場所に変わる

トライアスロンの合宿は、毎回場所探しに苦労しているといいます。例えば、普段のバイク練習では公道を使用することが多く、集団走になると車との接触事故や周りに迷惑がかかる可能性から、安全管理の面で配慮しなければいけないことが多いのが難しいところ。その点に関して、木島平クロスカントリー競技場は、一般車両が入ってこないことや貸し切りの利用で事故の可能性を抑えられることが魅力と、長野県トライアスロン協会選手強化委員長の竹内さんはいいます。
「私も現役だった時に、この木島平クロスカントリー競技場をバイク練習で何度か使わせていただいて。ここは400mと3.4㎞が両方取れる周回コースになっていて、コースのなかにアップダウンもあるんです。チームのなかには足を怪我している選手もいるので、選手によってコースを選んでトレーニングできるところも魅力的ですね」


同協会理事長・横田由紀子(よこた・ゆきこ)さんにも、今回の合宿先に木島平村を選んだ理由をお聞きしました。
「もともとジュニアチームの練習でこのクロスカントリー競技場を利用していました。この場所は一般の交通流入がなく、私たちだけしかコースに入ってこないので、本当にこのコースをすごく気に入っています。普段の練習場所では、はばかられるテクニカルなスラロームの練習とかもできますし、チームのスタッフ側としては安全管理がしやすいところも全国におすすめしたくて。すでに何人かにおすすめしました」

「安全管理に最前を尽くしたうえで、選手が落車しちゃった場合と、私たちの安全管理が整っていなくて落車しちゃう場合だと選手たちの心の持ちようが全く違うと思っているので、事前にチームのスタッフが試走を行い、コースに砂が出ていないかなど確認もしていますが、このコースはいつもきれいに整備されています」
利用者のことを最大限に考えた多くの心遣いが人気の理由のひとつ

今回の合宿は二泊三日。村内にある『石川荘』を利用しました。スキーブームの時代、50年ほど前にオープンした民宿です。洋室12部屋、和室12部屋、最大収容人数30人が宿泊できる全室冷暖房完備の部屋になっています。食事の提供時間については、合宿のスケジュールの要望に合わせて柔軟に対応していただけるのが、とてもありがたいところ。利用者のなかには夏の合宿を受け入れ始めた30年前から、毎年利用している合宿チームがあるというほど、長く愛されています。
「今回初めて石川荘さんを利用したのですが、早朝練習を終えた後に食事ができたり、3食用意していただけたりするところが本当にありがたかったです」と横田さん。

「ご飯は美味しくて、しっかりとした量をバランスよく作ってくださったので、選手のみんなも足らないないなんてことは1mmもありませんでした(笑)」と笑顔で話すのは、本合宿のコーチとして参加された椿浩平(つばき・こうへい)さん。

「トライアスロンは、ハードな練習をするので栄養面が一番大事だと思っています。特にランニングをするとなると、足裏で赤血球が壊れてしまいやすく、貧血が起こりやすくなってきます。そういうところに気をつけたいなかで、石川荘さんは本当にバランスよく食事を出してくださり、栄養面でのサポートがとてもありがたいです。また、合宿で必要となる設備が整っている点もありがたいですね」

子どもから大人の選手まで、スキルがどんどん身につく最高の練習場

椿さんに木島平村で行うトレーニング環境についてもお話を伺いました。
「木島平クロスカントリー競技場は、トライアスロンの自転車の種目で、必要なスキルは全部身につくと思います。そのくらい多様なコースのレイアウトになっていますし、やろうと思えば、永遠に止まらずに走り続けられる環境はとても良いですね。ロケーションも抜群で、こうした環境で練習できる機会はめったにありません。ここで走り慣れておけば、勝手に基礎スキルが身につくと思います。基礎トレーニングは常に必要になるので、特にジュニア選手におすすめしたい場所ですが、すべての選手にとって有益な練習環境だと思います!」

今回初めて木島平クロスカントリー競技場を利用した新潟トライアスロン連合の新井義之(あらい・よしゆき)さんも、木島平村の練習環境の良さに驚いていました。
「新潟には、3種目のトレーニングができて、高地の涼しいところはなかなか見つからないんです。自転車もランニングもしっかり練習ができて、水泳ができる会場も近い。木島平村はトライアスロンの練習には抜群の環境ですね」

屋外の練習で公道や山道を走る場合、信号で止まってしまうことや、ほかの方へ迷惑にならないように気を配る必要があります。そういった心配が一切なく、「練習に集中できる環境はとっても嬉しい」と参加した選手たちも語ってくれました。

スイムのトレーニングを行った野尻湖は、木島平村からのアクセスが良いのも嬉しいポイント。湖の透明度が高く、サップやカヌーなどのアクティビティ、釣りを楽しんでいる人が多くいる人気のスポットです。


木島平村を拠点にスイム・ラン・バイクを快適な環境でトレーニングできる。夏の合宿にぜひ訪れてみてはいかがでしょう。
取材・文:池田紗 撮影:新井涼平