めぐる木島平。暮らしも旅もぐるっと。 木島平村村制施行70周年記念
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ランニング

更新日:2026年2月28日

自然も人も豊かにする、スポーツの力

木島平村では年間を通じて、さまざまなスポーツ大会やイベントが開かれています。近年は、そうした大会をきっかけに村を訪れ、何度も足を運ぶ人や、移住を決める人も増えています。霜が降り、山に雪が舞い始めた木島平で、これから迎えるマラソンや駅伝シーズンに向けて秋合宿に取り組む「アルプランニングクラブ」の皆さんに話を伺いました。

木島平を拠点に広がるランナーの輪

今回の合宿に参加したランナーのみなさん

アルプランニングクラブには、初心者から上級者まで幅広いレベル・年齢層のランナーが所属しています。週1回長野市の運動場で練習し、年2回の合宿を木島平村で行っています。

今回の合宿には、クラブ会員に加え、初めて参加する方や県外からの参加者も含め、あわせて約20名が集まりました。木島平で開催されているトレイルランニングの大会やツアー、ランニングキャンプなどのイベントへの参加をきっかけに、クラブの存在を知り、クラブの練習や合宿に参加するようになる方も多く、コミュニティの輪が広がっています。

アルプランニングクラブのヘッドコーチを務める小林海仁(こばやし・かいと)さん。

ランニングクラブのヘッドコーチを務める小林さんは、

「参加者一人ひとり目的は違いますが、ランニングを通じて自分の目標を達成してもらえたらいいなという想いがあります。この合宿が、新しい発見や仲間づくりのきっかけになれば嬉しいですね」と話します。

実戦的なトレーニングができる、木島平のトレーニング環境

トレーニング1日目は木島平クロスカントリー競技場で

合宿1日目の午前は、3.5kmのアップダウンのある周回コースを3〜5周走り込み、午後はラダーを使った体幹・瞬発力トレーニングと、500mの周回を10本走るメニューに取り組みました。こうしたバリエーションのある練習を思い切り行えるのも、木島平クロスカントリー競技場ならでは。

澄んだ空気の中、「山、きれいですね」と声を交わしながら走るランナーたち
ラダーを使って瞬発力を高めるトレーニング

「ちょうどクロスカントリー競技場の 利用者が少なくなる時期ということもあって、管理者のご配慮のもと、利用させてもらいました。ここに限らず、木島平のみなさんの理解があることや、周辺に多様なランニング環境があることは大きな魅力です。より良いトレーニング環境を求めて、練習場所やトレーニングの内容を柔軟に調整できる点はとてもありがたいですね。2日目の練習場所も直前で変更させてもらったんですよ」と話す小林さん。

交通量の少ない山あいの道で、2.5km周回を走るランナーたち

2日目も雲ひとつない快晴に恵まれ、秋の冷たい風を感じながらトレーニング開始。アップダウンのあるこのコースでは、レースの後半を想定した一定のペースで走りきることがポイントだといいます。お互いに励ましながら、ゴールしたらたたえ合いながら充実した2日間の合宿となりました。

トレーニングを終えた参加者は、

「普段は1人で練習するので、いろいろなレベルの人たちと交流しながら走れるのは、良い刺激になって楽しかったですね」と息を弾ませながらも、満足そうな笑みを見せてくれました。

また、神奈川県から参加したランナーは、以前トレイルランニングレース『奥信濃100』に出場して以来、今回が木島平2回目の訪問。

「人が少なくて静かで、山の深さがとても神聖的で。普段の練習場所は車通りも多く、交差点で止まることも多いので、山を眺めながら思いっきり走れる環境は特別です」と晴れやかな表情で語ってくれました。

ランナーの身体が休まり、交流が深まる場所

木島平クロスカントリー競技場から車を走らせて5分の場所にある『スポーツハイムアルプ』

アルプランニングクラブのみなさんが宿泊した『スポーツハイムアルプ』は、全18室あり、1団体で貸し切ることもできます。館内にはスキー乾燥室、敷地内にはアーチェリー場があり、季節を問わず毎年多くの利用客が全国から訪れます。

食事は自家製のお米と野菜をふんだんに使った、アスリートもうれしいバランスメニュー
ここで懇親会を開けるのも魅力的。今回の合宿でも、懇親会でさらに仲が深まる良い機会に

懇親会は大人のスポーツ合宿ならではの楽しみな時間。「遅くまで飲んで、だいぶ盛り上がりました(笑)」と参加者のみなさんの顔から、とても楽しそうな様子がうかがえます。

木島平クロスカントリー競技場から3㎞の『SBCリゾート木島平』。宿泊はもちろん、日帰り入浴の利用もできる

多くのランナーがトレーニング後に訪れたのが『SBCリゾート木島平』。広々とした館内には、北信濃を見渡せる露天風呂やサウナがあり、疲れた身体をゆったりと癒やしてくれます。

スポーツが広げる、人と人のつながり

スポーツやアウトドアを目的に訪れる人が多い木島平について、小林さんは、

「大会が開かれれば地域の人が顔を出して、興味を持ってくれたり、『頑張っとったな』と声をかけてくれたりするのが嬉しいです。それに、木島平の良さは自然が豊かなだけでなく、人も豊かなところです。地域の人とのつながりがあると感じますね」と笑顔で話します。

走ることは個人競技でありながら、ランナー同士が自然につながり、輪が広がっていく場でもあります。今回の合宿でも、走ることをきっかけに参加者同士が声を掛け合い、互いに高め合っている姿が見られました。

二日間のトレーニングが終わり、さらに絆が深まった参加メンバーのみなさん

実際、合宿期間中には、公道でトレーニングするランナーに気づき、「今日はどんな団体の練習ですか?」と地域に住んでいるご夫婦が気さくに話しかけてくれました。

競技者であってもなくても、こうしてスポーツを通して人とつながり、「また来たい」と思える。この温かさこそが、木島平の最大の魅力のひとつです。

取材・文:池田紗 撮影:新井涼平 

このWebページは「長野県地域発元気づくり支援金」を活用して作成しています。