めぐる木島平。暮らしも旅もぐるっと。 木島平村村制施行70周年記念
EVENTSイベント

カヤの平高原リトリートツアーを初開催しました!

更新日:2025年9月3日


五感を取り戻すリトリート

秋も深まる10月上旬、「カヤの平高原リトリートツアー」を開催した。
普段、都会で生活しているけれど自然に触れたい、けれどそのきっかけがつかめない、という人たちの背中を押し、自然を五感で感じていただくためのイベントだ。

カヤの平高原は、長野県木島平村の上信越高原国立公園内に位置し、標高1,400~1,700mの山間に広がる貴重なブナの原生林に囲まれた日本一美しいといわれるブナの森。生理・心理実験によって癒しの効果が実証されている「森林セラピー基地」にも認定されている。


1日目は、北信州の秘湯「馬曲温泉」に入浴し、遮るもののない絶景露天風呂に浸り体を温めた後、カヤの平高原へ。
カヤの平高原ロッヂでは、地元の人気ペンション「ペンションアウラ」のオーナー西谷氏が作った素朴で温かい家庭料理をいただいた。
地元の食材を使用したお料理は、どこか懐かしく心と体に優しい味で、家族団欒のようなほっこり優しい時間がロッヂ全体に流れていた。

おだやかで優しい時間が流れるカヤの平高原ロッヂ

食事の後はロッヂの外へ出て星空観察へ。遮るもののない夜空には眩いばかりの無数の星が散りばめられ、まるで天然プラネタリウムのよう。

星空に見惚れながら夜の森を歩いたり、焚き火にあたっておしゃべりをしたり、みんなで夜のカヤの平高原を堪能した。焚き火の炎を見つめながら過ごす時間は最高のメディテーションで、心を落ち着けてゆったりおだやかな時間を過ごした。

カヤの平高原の星空

2日目はみんなで朝食をいただいた後、森林セラピーで森の中へ。
地元を知りつくした森林セラピーガイドの案内もと、ブナ林の美しい森を五感を研ぎ澄ませながら散策した。

紅葉も見頃で黄金色に色づくブナ林に包まれながら、普段日常だと通り過ぎてしまうような苔に優しく触れて、森の中にあるさらに小さな森の中を観察してみたり。
ふかふかの落ち葉の上で横になり五感で自然の音に耳を傾けてみたり。
森の中で呼吸を意識した瞑想を行い、自分の内側にそっと目を向けてみたり。



一人でご参加いただいた方がほとんどだったが、みなさん心の壁がなく分け隔てなくコミュニケーションをとられていた印象だ。
自然の中に身を置き五感が解放されている時は、性別や職種、自分が今持っているステータスと関係なしに距離が縮まるなと改めて感じ、今回そのような機会を実現できて良かったと心から思った。

いつも忙しく動き続ける現代人には、時に立ち止まり自分を見つめ直す時間をつくることが必要だ。
たまにはのんびり、カヤの平高原で森林セラピー体験をしてみてはいかがだろうか。

心と身体を癒す森「森林セラピー基地」とは?
カヤの平高原は、充実した森林セラピー受ける環境が整う「森林セラピー基地」として認定されています。「森林セラピー基地」とはリラックス効果が森林医学の面から専門家に実証され、さらに、関連施設においても優れていると認定された地域のことです。より快適に森林セラピーを受けることのできる「整備された森林環境」と、検証に基づく「生理・心理的効果」がともに認められる場合に、森林セラピー基地の認定を受けることができます。