めぐる木島平。暮らしも旅もぐるっと。
INTERVIEW村で生きる

サへブ有美さん/木島平村は子育てに最高の環境です

家族5人で木島平村に移住されたサへブ有美さん。木島平村に移住し約1年半。
「子育てをするには最高の環境!」という木島平村での生活についてお話を伺いました。

木島平村に移住した理由

サへブさんは山口県生まれ。小中高の学生時代は広島県で過ごした。進学やお仕事の都合で、九州・関西・関東と全国様々なところへ引っ越しを経験した。その後、青年海外協力隊に興味をもち2年間フィジーで活動。全く希望地ではなかったというが、そこで旦那さんと出会い結婚。長く住んだ広島県に戻り、広島で10年近く暮らし、木島平村へ移住した。様々な場所で生活され、田舎暮らしも都会暮らしも経験したサへブさんが、縁もゆかりもない木島平村に移住したきかっけはなんだったのだろうか。

「旦那が、雪が大好きでスノボにはまってしまって。とにかく長野県の雪が降る地域に住みたいと。探していく中で長野県の北信地方を知り、北信地域に絞って移住する場所を探し始めました。」

移住のきっかけは雪に魅了された旦那さん。まとまった休みの日に北信地方に訪れさっそく家探しを始めた。

「まずは家を探していたのですが、なかなか決まらず、先に旦那の仕事が決まって、通えるような場所で最終候補地を絞って探しました。そしたらちょうど、この家に巡りあったので決めました。木島平村に最初に来た時に、景色が気に入りました。最終でこっちにきたときもやっぱりここの地域がいいなって再確認しました。今は住みながら家をDIYして生活してます。」

もともとフィジーや広島県などで自然豊かな場所に住んでいたが、木島平村の景色は特に気に入ったという。開けた明るい景色が好きで、冬の雪が多い季節でも明るく過ごせると直感で感じた。

思いっきり遊べる環境がある

サへブさんは三兄弟の母でもある。男の子3人を育てるうえで子育ての環境も移住の決め手の一つだったという。現在、長男は小学生、双子の次男三男は隣町の保育園に通っている。

「将来子育てをするなら田舎がいいな~とぼんやり思っていたけど、具体的にはイメージしていなかった。実際に自分が子育てするとなったらこっちにきてよかったなって思います。広島も田舎だったけど、田舎すぎて同級生がいなくて、子どもたちがやりたいことができなかった。木島平村では学校に実際に見学にも行って、説明をうけて、雰囲気がいいなと思ったのも移住の決め手のひとつです。子どもも私も野球が好きなので野球部があるのも良かった。」

木島平村では協同的な学びをコンセプトとし学力の向上だけでなく生涯学び続け、自立する学び手を育てることに重点をおいている。教育に力をいれている木島平村に魅力を感じたようだ。趣味は野球観戦、カープのファンだというサへブさん。週末は子どもの野球の試合や練習があり、そこで保護者同士のつながりもでき、みんなで子育てをしている感覚だという。

「子育てするには最高かな。子どもたちは、本当に元気でうるさいのだけど、ここでは怒られない。近所の人もほんとによくしてくれて。街で生活してたら苦情だらけになりそうなくらいです。(笑)遊ぶのにもちょうどいい場所がたくさんあって、道の駅ケヤキの森公園はよくいきます。外で思いっきり遊べる場所があるのは本当におすすめです。」

自然豊かな田舎では近所に子どもがいない、友達の家まで遠い、という環境の難しさもあり外で遊ばない子どもたちも少なくはない。幸いにも近所には子どもが多く、木島平村には外で思いっきり遊べる環境がたくさんある。

「近所の方は野菜をくださったり、子どもたちがお邪魔したり、素朴であたたかい人柄の方が多いな~という印象です。畑もしているんですが、教えてもらうこともありました。畑の方は機械を使わずに自分たちで全てしているので、全然おいついてないですけど、食べる分だけ作ってます。」

子育ての傍ら空いている時間に玉ねぎ、大根、にんにく、オクラ、さつま芋などの野菜を作っている。広島県で生活している時代に、農園アルバイトをしていたこともあり、その時の記憶を呼び起こしながら励んでいる。

生活するのに不便はなく快適

ここまでお話を伺いしていると移住後の生活は快適なように思えるが、生活を始めてのギャップはなかったのだろうか。

「雪の量はレベルが違いました。(笑)多いとは聞いていたけど想像以上で驚きました。クロスカントリースキーが体育の授業であるのも雪国ならではですかね。アルペン、ジャンプ、クロカンをする子がいるのも驚きました。あとは、、、今まではスーパーまで1時間かかるところに住んでいたので、木島平はむしろ快適です。最初はこんな便利じゃなくていいのに!と思っていたくらいです。街にも近いし生活するのになんの不便もなく快適です。」

木島平村での生活を話している姿はとても楽しそうだった。様々な場所で生活を経験し、海外青年協力隊の経験もあり、行動力がある印象だが、やはり実際に動くことで様々なご縁に恵まれ、いい出会いに繋がっていくのであろうと感じた。移住するかどうか半々の気持ちで始めた移住の準備。今では木島平村での生活を存分に楽しんでいるようだった。

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サへブ有美(さへぶゆみ)さん
山口県出身
海外青年協力隊でフィジーへ2年滞在
道の駅ファームス木島平をよく利用するということもあり、道の駅検討委員会にも参加
趣味 野球観戦 カープの応援