めぐる木島平。暮らしも旅もぐるっと。
INTERVIEW村で生きる

宮岡楓さん/他の人にはできない、自分らしいケーキを作れるようになりたい

幼い頃からの夢であったパティシエとして、木島平村の人気洋菓子店パティスリーレーヴで働く宮岡楓さん。
「レーヴのお客様は優しい人ばかりだし、木島平はとにかく人が優しい。生活してても特に困ることはないですね。」と人懐っこいやわらかい笑顔で、お仕事のことや、村での生活をお話ししてくださいました。

幼い頃からの夢であったパティシエ

宮岡さんは長野県長野市生まれ。幼い頃からケーキやお菓子を作ることが好きだった。実家はりんご農家で、りんごを使用したお菓子を作れたらいいなという思いもあり、パティシエを志すようになった。中学・高校では部活動のバトミントンに打ち込み、練習に明け暮れる日々。県大会で3位という成績も残している。高校卒業後は新潟の製菓の専門学校へ進学。卒業後、木島平村のパティスリーレーヴへ就職を決めた。お店の見学に行った際、雰囲気が一番良かったこと、地元の食材を使用した商品を作っている点に魅力を感じたのが就職の決め手だった。就職と同時に木島平村での生活が始まった。
現在は5年目、お誕生日ケーキなどを担当し、パティシエとして働いている。「パティスリーレーヴはお客さんとの距離が近くて、お客様の反応を直に感じることができるので、喜んで頂けているのをみるとやりがいを感じます。」と嬉しそうに話してくれた。

木島平村は自然が豊かで人が優しい

知り合いは誰もいない状態で引っ越し、働き始めたが今では知り合いも多くできた。改めて、木島平村で生活を始めて困ったことはなかったかと尋ねると、「木島平村はとにかく自然が豊か。産まれ育った環境に似ているので見慣れた景色で落ち着きます。少し行けばスーパーもあるしちょうどいい田舎だなと。あと、とにかく水とお米が美味しい!!気にかけて声をかけてくれる人も多く、人が優しいので、なんの不便もなく特に困ることもないです。」と、宮岡さんにとっては住みやすい環境のようだ。ご近所さんから野菜を頂くこともあり、大家さんにお茶に誘ってもらうこともしばしば。人が好きという宮岡さんの気さくな人柄がそうさせるのであろうと感じた。

自分にしかできないことを追及していきたい

パティスリーレーヴにお邪魔し取材をさせて頂いたが、ケーキを前にすると、お話をしていた穏やかな印象から雰囲気が変わり、真剣な表情で黙々と作業していた姿が印象的だった。パティシエの仕事は華やかなイメージもあるが、実際は体力勝負でもある。「ケーキ屋さんは体力と根性がないとできないので。部活動で鍛えてもらったのが今に活きてます。気遣いの部分も学べたので部活動を一生懸命やっててよかったなって思います。」終始にこにこしており、穏やかな雰囲気からは想像がつかないが、部活動で鍛えた根性と体力は未だ健在である。
パティシエとしてステップアップしていきたいという強い思いもあり、10月末にはコンテストに参加。今回は悔しい結果に終わったが、これからもどんどん挑戦していきたいという。そんな宮岡さんが今、一番興味があるのが〝センイルケーキ〟韓国発祥の誕生日ケーキで、シンプルでありながらデザイン性が高いのが特徴である。「これからは自分にしかできないものを作れるようになりたい。みんなと一緒じゃなくて自分にしかできないことを追及していきたい。」と目標を語ってくれた。今後宮岡さんはどんなパティシエになっていくのか。これからの成長を非常に楽しみに感じた。

村で生きる 宮岡さん
コンテストの作品

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宮岡楓(みやおかかえで)さん
1997年生まれ
2019年 パティスリーレーヴで働き始める
趣味 ケーキ作り 

公式サイト Patisserie Reve (shopinfo.jp)
Facebook   https://www.facebook.com/patisseriereve
Instagram  パティスリーレーヴ(@patisserie_reve) | Instagram

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