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妖怪イベント「鬼島平ナイトツアー」 提灯の灯りだけで歩く、妖怪が居そうな夜の田舎道

更新日:2025年8月22日

※このイベントは、2024年から実施しいる妖怪イベントです。田舎の暗い夜を楽しむ、暗い夜と妖怪が好きな人におすすめのイベントです。2025年は8月23日に実施しました。

人と妖怪が仲良く暮らせる村づくりのために、田舎の暗い夜を大切に残しましょう。

妖怪が住みたくなる場所を探そう!!

最近、都会は夜が明るすぎて住みにくなり、暗い夜が残る田舎への移住を希望する妖怪が増えているという。 長野県の北部にある木島平村(妖怪の間では鬼島平村と言われている)には、妖怪好みの場所がたくさんあることに目を付けた木島平村観光振興局(鬼島平村観光振興局)、の妖怪好きのスタッフが、村に住んでくれる妖怪を増やすことで、妖怪好きの人間が村を訪れたり、妖怪を身近に感じるところで暮らしたいという人間が移住を検討することに繋がると考えました。

そこで、妖怪が暮らしやすい場所を探して、村外の妖怪に紹介しよう!!ということになり、鬼島平村妖怪移住推進プロジェクトが発足、妖怪居住場所調査が開始されました。その調査ツアーが8月23日(土)に行われることになりました。調査には、村に住む妖怪と妖怪と仲良くなりたい人間が参加できます。

ツアーの内容

このツアーでは、鬼島平村の妖怪が好みそうな場所を提灯の灯りだけで巡り、ここなら妖怪に気に入ってもらえるという場所を探しに行きます。ツアーで歩く場所は、妖怪が出そうなところが点在する3kmほど暗い田舎道です。

このツアーで見つけた妖怪が好きそうな場所では、参加者と一緒に写真を撮影します。この写真は、後日、妖怪が好きな場所に認定してSNSで紹介をします。

妖怪が好きな場所認定イメージ
妖怪が好きな場所で撮影した写真のイメージ

2025年8月23日の実施内容

 イベントに参加してくださったみなさんありがとうございました。子どもから大人まで幅広い年齢の30人にご参加いただきました。このイベントは、2024年10月に地元の人を対象に試験的に行い、好評だったことから継続的に行うことになったものです。

2025年開催のチラシ

参加者は、妖怪移住場所調査員

 今回のイベントは、「鬼島平村妖怪移住推進プロジェクト」という架空のプロジェクトを作り、夜が明るい都会が住みにくくなり、暗い夜が残る田舎に移住を希望している妖怪が増えていいることに対して、木島平村には、妖怪が住むのに良さそうな場所がたくさんあることを全国の妖怪にアピールする。と言う設定で行っています。イベントの参加者には、「妖怪移住場所調査員」になってもらい、妖怪が住みたくなるような場所を探して、「妖怪が好きそうな場所」に認定してもらいました。

 あたりがすっかり暗くなった午後7時過ぎ、参加者の一行は、鬼島平村妖怪移住推進プロジェクトのリーダー「上木島の山わろ」の案内で、妖怪が好きそうな場所を探す散策に出発しました。一行は、車がほとんど通らない、夜は人も歩かないような農道を提灯の灯りだけで足元を照らしながら歩きます。ところどころに、街灯や民家はあるものの、道のりのほとんどは真っ暗。提灯の灯りだけが頼りです。

妖怪が好きそうな場所はどんなところ?

 はじめにリーダーの山わろが、妖怪はどんなところが好きかを説明し、「ここは妖怪が住みたくなる」と思った場所を見つけたら教えてください。と指示がありました。

 今回のイベントで巡った場所には、古い石仏や石碑が多くあり、神社や寺、古びた建物、墓地などもありました。歩んだ行程は約3.5km、道沿いは、田んぼや畑、川や林がほとんどで、遠くに民家や街灯などの灯りが見えますが、道は真っ暗です。

 「妖怪移住場所調査員」になってもらった参加者が選んだ「妖怪が好きそうな場所」では、写真を撮りました。ストロボ撮影禁止での撮影なので、ブレブレの画像もありますが、今回の調査では、8箇所を「妖怪が好きそうな場所」に認定しました。調査員のみなさん、お疲れ様でした。

 今回「妖怪が好きそうな場所」に認定した場所は、後日、鬼島平村妖怪移住推進プロジェクトの専用ウェブサイトを立ち上げて、そこでの写真を紹介する予定です。

お問い合わせ先

(一社)木島平村観光振興局
代表電話 0269-82-2800


木島平村の妖怪が出そうな場所

地名と名称について

このイベントで使用している地名や団体名のうち、鬼島平村、鬼島平村観光振興局、鬼島平村妖怪移住推進プロジェクトは架空の名称です。

鬼島平村は、長野県にある木島平村と重なるように存在する異界の村です。鬼島平村は妖怪が住む世界、木島平村は人が住む世界です。普通は、別々に存在する世界ですが、時々、2つの世界を行き来できる現象が起きて、妖怪と人が出会うことがあります。

真面目な話

夜の暗さは、植物や生き物など自然環境にとって大切な要素です。夜が必要以上に明るくなった場所は、「光害」などと呼ばれて、生き物の生体リズムを崩してしまったり、農作物の害虫を呼び寄せてしまうなどの弊害があります。

木島平村は、自然環境に恵まれたところです。人が自然の豊かさを感じるのは、森林や綺麗な水や空気など、比較的昼間に目にするものから感じることが多いですが、綺麗な星空や夏の蛍など、夜に感じる自然の豊かさもあります。

木島平村の豊かな自然環境を、後世まで守り続けるための一つの取り組みとして、夜の暗さの大切さを考えるきっかけを作りたいと考えています。そこで、木島平村観光振興局では、都会では少なくなった夜の暗さを田舎で体験していただくために、提灯の灯りだけで田舎の夜道を歩いて、昼間とは違う木島平村の魅力が味わえる企画を考えました。