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木島平人14|石川雅忠さん

【夜明けとともに目が覚めて、暗くなると眠くなる。毎日の晩酌は欠かさない】

笑顔でそう答えてくれたのは、中島地区で野菜の専業農家を営む石川雅忠さん(通称まんちゃん)だ。石川さんは、見た目通り気さくな方で、普段から人の誘いをなるべく断らないという。なぜなら、その誘いが自分にとって99%必要ないと思えても、その中のたった1%だけでもいいことがあれば、「めっけもん」だからだ。

中町生まれの父親の転勤で、小さい頃は色々な土地で暮らした。高校は木島平から地元高校に通ったが、卒業後は村の外で社会勉強をしたいと東京で働き、20代前半に木島平村に戻った。その後しばらくは地元のホテルで働き、ホテル業にはトータル7~8年ほど従事した。

石川さんが農業への興味を持つきっかけになったのが、木島平村農業振興公社の新規設立の人材募集だった。(今だから言えることだが、その時は農業には全く興味がなく、知識もなかった。籾と玄米の違いすら分からなかった)

振興公社に就職してまずひとこと上司から言われたのは「ここでは木島平村の農業に関わる全てのことをやるんだ」そこから農業への道が始まった。それからの毎日は、水田関係、農地の貸し借り、特産品販売、直売所運営事業となんでもやった。地元の農家さんから色々教わりながら、自分でも必死に勉強した。仕事で農業にどっぷりはまり、徐々に村農業について深く考えるようになる。そして、農業が大好きになった。

仕事をしていて、特に印象に残ったのは、【木島平の農業は全部つながっているんだということ】

「村には高齢者が多く耕作放棄地も増えている。それでは継続して農業が出来ない。そこで機械作業を公社がやる。農家に渡す。出来ない人は、公社が借りて誰かに斡旋する。畑で出来た作物を有利販売出来ない場合は、公社で付加価値を付けて販売する。というふうに全部つながっていることが分かった。その仕組みを知ることが出来たのが良かった。お米の産地だから農家はたくさんいるが、畑作専門が少なく、放棄地が増えていること。大好きな農業で専業農家をやっていくには、これだと思った。空いている畑を使って農家をやろう」

なぜズッキーニだったんですかと質問したところ、「そこにズッキーニがあったから」。そんな単純な理由から始めたが、始めてみると「ハマった」。きゅうりみたいだけど、触感も栽培方法も全く違う。全く飽きない。今はそんなズッキーニが大好きで夢にまで出てくるほどだ。農家としては、好きなものを作るのが醍醐味。嫌いなものはうまくいかない。好きなものだからこだわりをもって作れる。

 

そんな石川さんがズッキーニ以外に力を入れていることが他にもある。地域活動だ。石川さんらしく、地区の行事には必ず顔を出す。新たな行事も常に作り上げる。「改革は夜起こる!」と、夜な夜なミーティングという名の飲み会は続いている。ただ、朝に何も覚えていないのが難点だという。中島地区は熱いのだ!昨年からは、水穂神社で盆踊りを始めて好評だという。続けていきたいという。

将来の夢を語った。

想いはひとつ。農業で地域を豊かにし、地域を盛り上げる。誰がやる。俺がやるんだ!

まだまだ専業農家としては勉強の日々。毎日必死に生きている。とにかく熱い石川さん!はにかみ笑顔が印象に残った。

 

【石川さんの野菜が買える場所(直接下記までお問合せ下さい)】

石川農園
〒389-2302 長野県下高井郡木島平村往郷2239-6
TEL/FAX:0269-82-2251
E-mail:i.farm77@gmail.com

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石川雅忠さん(いしかわまさただ)さん
1970年生まれの48歳
野菜専業農家